ひと月ほど前、コミュニティセンターに行ったとき、建物の中に入ったら、どこからか微かにピアノの音が聞こえてきました。音はロビーを進むにつれて大きくなって、それがジブリ映画のピアノ曲なことがわかりました。
About a moth ago I went to a local city community center, and when I entered the building, I heard a faint sound of piano coming from somewhere. The sound became louder as I walked past the lobby, and I realized the music was a piano tune from a Ghibli movie.
好きな曲だったので鼻歌でそのメロディーにあわせようとすると、ときどきピアノのリズムがずれてます。
I love that music, and started humming along to the melody, when I noticed that the piano playing sometimes didn’t keep the rhythm.
それは録音されたものではなくて実際に人がピアノを弾いているのでした。そして、背中をこちらに向けてピアノの前に座っている人の姿が。フロアの奥の喫茶店にいます。
It was not a recorded sound, but someone was actually playing the piano. And I saw the person, with his back to me, sitting in front of the upright piano in the corner of the coffee shop at the far end of the floor.
店には数人のお客さん。髪が白くなりかけたその男性、ジブリの曲を弾いてますが、テーブルについてる人たちがまるでオーディエンスのようです。
There were several customers in the coffee shop, and the man with graying hair was playing the Ghibli tune, as if the people at the tables were his audience.
本番のつもりで練習してるんだと思いました。たぶん音楽教室が開く発表会に向けて。
I thought he was practicing, as if it were the real thing, maybe for a concert held by a local music school, where students showcase their skills.
演奏は上手くなかったけど、途中で止まったり、楽器を練習するときにありがちな、同じフレーズを繰り返したりすることもなかったので、一応演奏を楽しむことができました。演奏そのものというより、曲がお気に入りのジブリの曲だったことが大きいと思いますが。
His playing was not very good, but he never stopped it and never repeated any phrase, which you usually do when practicing a musical instrument. So I was barely able to enjoy his play, not because of his play itself, but largely because the tune was my favorite Ghibli one.
このあと2、3週間の間に同じ場所でこの人がピアノを弾いてるのを3回見ました。見るたびに上手になってました。家で一生懸命練習したんでしょうね。この男性、本番でうまく弾けましたように。
For a couple of weeks after this, I saw him playing the piano there three times. Each time, he got better. He probably practiced a lot at home. I hope he played well in his actual performance.
(英文が原文で、日本語はその和訳です)
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本文が短いので、以下、英語学習者の方向けの内容を少し書きます。Bing(MicrosoftのAI)を使った、英語の語彙の確認について。
これまでは、語彙の使い方が正しいかどうか確認する場合、Googleのフレーズ検索を使って、その語彙が使われている英文を幾つも読んで前後の文脈から確認するしかありませんでしたが、Bingに尋ねれば、すぐに教えてくれます。すごい時短です(笑)。以下、その例。
Bingに問い合わせ)
英語学習者です。音楽教室で楽器を習う子供や大人は student でいいですか。他の、より適切な表現がありますか。
Bingの回答)
はい、音楽教室で楽器を習う子供や大人は一般的に「student」(生徒)と呼ばれます。ただし、他の表現もあります。例えば、特定の楽器を習っている場合、「piano student」(ピアノの生徒)や「violin student」(バイオリンの生徒)などと具体的に言うこともできます。また、大人の場合は「adult learner」(大人の学習者)という表現も使われることがあります。これらの表現は、その人が何を学んでいるのか、どの年齢層に属しているのかをより具体的に示すことができます。しかし、「student」は最も一般的で広く使われる表現ですので、間違いではありません。英語学習頑張ってくださいね!